先日「スクエニの創りかた」で河津さんの回がありました。
私ももちろん観たのですが……
神様に対する考え方にまた新たな視点を貰えた回でした
私は個人的に、人生の中で他人から神様に関する考え方を聞く機会がよくありました
しかし内心では「神様の愛って何だろう」という疑問がずっと頭にありました。
神様は深い愛で見守ってくれています
神様は慈悲深く見守っています
そういった言葉が、言葉面では理解出来ていても、
実際のところはどういう性質のものなのか心から理解出来ずに居たと思います。
それが本当に理解出来たのは、サガでエロールに会って話を聞いてからなんですよね。
ゲームやってない人からしたら「ゲームで?」と笑われるかもしれませんが
いやいや、ほんと馬鹿に出来ないですよゲームは。
エロールと話した時に、初めて「神の視点の愛」について
自分の中で理解が落ち着いたように思います。
※ここからはゲーム内容のネタバレになるのでロマサガ1、ミンサガをやっていない方は自己責任でお読みください。
エロールという神様の愛は、人間の選択を見守り、共に受け入れることなのだと。
それで世界が滅びようと、人間の選択を受け入れて、運命を共にすること。
それこそが神の慈悲であり、愛なのだと知りました
それまでの私の考えだと、神様なら人間を助けるのが愛だろう、とか
神様って慈悲深いとか聞くけど大して助けてもくれないよね、とか
そういった狭い浅い視点で見ていたんだと知らされました
人間に「選択を委ねる」そして、それを一緒に受け入れてくれる
それはもはや人間という存在の全肯定なのですよ
人間に敬意を示し、人間を愛し、人間を信頼していなければ出来ないことです
人間が人間たることの肯定をしていると思うんです
神様の愛というのは、そういうものなんだなぁと
助けるとか助けないとかの次元では無かった…
人間の全肯定なんですね
長年、目に見えないものがどうこうの世界に関わっていてもしっくりこなかった「神」について教えてくれたのが、まさかサガになろうとは
生きていて、全く予想していなかったです…w
しかも、ゲームってすごいですよね
自分で体験する感覚があるから、ただ文献を読んだり、言葉で説明されるよりもしっくりくることがままあります
特にサガは、ゲーム性が過酷な部分もあるので、
おのずと思い入れが深くなったり、考察したり解釈が深まるし、
主人公の追体験というより、自分自身がこの経験をしているのだと感じさせられる部分が強いんですよね
だからこそ、自分の体験を通してエロールと話した時に
その愛に気付けたというか、しっくりと来たところがあったと思います
そして、
どうして河津さんはそういった「神の視点」というものを持っているのか
ずっと不思議に思っていたんですよね
上記ではエロールの事しか書きませんでしたが、
他の神様や、神様と人間の中間の存在であるような、七英雄などの存在についても
それぞれの考え方の深さ、落としどころの納得度に驚かされたことが多くて
どうしてそんな視点を持っているのだろう、と思っていました。
そこには「神である理屈」が必要で
単なる畏怖やモンスターであってはならないと
神様が神様である理屈という部分について、ちゃんと納得いくまで考えて作られているからなんだと、今回の動画で知りました
だからといって、やはり神様や世界観の創り込みに関しては
話を聞いてもまだまだ聞き足りないし、ただただ凄いと未だに思わざるを得ません
それだけ河津さんの創った世界は、底が知れない素晴らしさがあります
まさか動画で拾って頂けるとは思っていなくてビックリしましたが、
質問して良かったです
追記:
エロールについてはサルーインの言うように人間を道具として使っているとか
そういう考え方もあるかもしれませんが、
私的には、必ずしもそうとは言い難いかなと思っています
神同士が暴れた事で、かつて世界はめちゃくちゃになってしまったので
人間の決めた選択、人間の創りたい世界を見守る、という視点はやはり愛だと思います。
余談
質問だけ紹介される可能性もあって名前まで呼ばれるとは思っていなかったので、
なんとなくいつもの名前じゃなくて、乙女ゲーで使う名前で応募したけれど
安元さんのイケボで呼んでもらえる日が来るとは思わなんだ
別の意味でも良い思い出となりました
※さいごに
この記事は特定の考え方や宗教等を否定するものではありません
特定の宗教に寄った考え方でもありません
また、考え方を押し付ける意図はありません
ここに書かれたことは一個人の単なる解釈であり、ただの感想です
個人の考察であって、公式や他視点からの正解ではないです
解釈違いは全て、他人の非公式な妄想としてスルーして下さい。
まきまきねじ