まきまきねじのダイアリー

趣味とご飯とゲーム、日常などの日記です。

推しの概念香水を頼んだ感想〜Scentlyさん編〜

 

タイトルの通り、推しの概念香水をScentlyさんにお願いしました。

今回はそのレポ日記です。

 

推しキャラコンビの二人(両方男のコンビ)をそれぞれオーダーし、計2本の香水を注文しました。

商品の到着までに一ヶ月半ほど待ちましたが、なかなか面白い体験ができました。

 

 

・注文編

1本ずつオーダーシートを作ってお願いしたのですが、2本目の決済完了メールが何日か待っても来なかったので

お問い合わせのアドレスから問い合わせました。

結果、2本目を注文した際に私が手打ちしたメールアドレスが間違っていたことが判明。すでに決済は無事完了していることがわかったので安心しました。

推し香水を試すかどうかずっと迷ってて、

徹夜明けのテンションで思い切って購入したんですが、普通に注意力が散漫になってた模様←

忙しい中で手間取らせてしまって申し訳なかった!

そして問い合わせに対するお返事は早かったです。

 

 

・到着編

そして注文から一ヶ月半ほど経ち……

推し二人の概念香水が到着しました!

注文したのが年末年始のシーズンで、めちゃくちゃ忙しそうという噂を聞いていたので、時間がかかるのは覚悟していました。

 

いざ発送メールが来ると「え…あの怪文書を読まれたってこと…?」と急に肝が冷えてきましたw

書いたときはノリノリだったし何回も読み返して奇怪すぎることは書いてないかとか、主観すぎず人に読ませられるものかどうかを確認してオーダーしたものの、知り合いでもない人に推しの長文説明を読まれたと思うとかなり恥ずかしくなってきた次第…

 

しかも到着予定日がよりによって、ちょうど自宅に居ない日だったので、早く受け取りたくてドギマギしてました。

私が頼んだときはクロネコゆうパケットというポスト投函タイプの荷物として到着しました。

 

 

・香水の感想

 

まず一人目。

推しカラーでレターを作ってくれるのが嬉しいです。

オーダーシートのイメージカラーに「翠色」とか「古代紫」とかマニアックな言い方で色について書いたんですが、レターに使われていた色は思っていた通りの色だったので感激しました。

 

解釈レターの内容については、本当に正直に言いますと「ああ…そう受け取られちゃったかぁ」という印象が強かったです。

おそらくですが、私が推しについてあれもこれもと書きすぎたせいで、調香師さんがどこを拾っていいか、ぼやけたんだと思います。

オーダーシートには強調したい部分をシンプルに分かりやすく書くのがコツなのかもな、と思いました。(個人的な感想です!)

 

実際に届いた香りについては結構解釈が一致していました。

このキャラは女装が似合うキャラで、作品内でもそのシーンは比較的印象深く描かれているのですが…

香水の香りが「爽やかな男性」→「華やかな女性」→「ユニセックス系の男性香水」と変化するようなものだったので驚きました!

 

しかもこの香りの変化がとても早い。

このキャラはフットワークが軽くて風属性感が強いキャラなので、この変わり身の速さは解釈一致でした!

オーダーに「双子座っぽいイメージの香り」とも書いたので、そういうところも意識して下さったのかなと思います。

比較的重さのないスッキリとした香りでした。

 

香りの概要をすごくざっくり書くと、

 

トップは柑橘系+石鹸→

ミドルは華やかなフローラル系→

ラストはブルガリのプールオムのような香り

 

みたいな感じで香りが変化する香水でした。

たぶんブルガリのプールオムを使ってるわけじゃないんだろうけど、ラストノートがかなり似てると思いました。

ブルガリのプールオムは一応メンズ香水で売っていることが多いですが、女性使用率が高い香水なので…中性的な香りだと認識しています。

個人的に昔ブルガリのプールオムを使ってた時期があったので、何となく懐かしい感じがしましたね…

 

このキャラの普通の姿はもちろんのこと、女装した姿もかなり好きなので、

男性的→女性的 に香りが変化するその瞬間の部分だけでご飯が三杯くらい食べられそうだぜ! とワクワクしました!(香水を肴に飯を食うな)

 

 

次に二人目。

 

とても臆病で保守的な性格のキャラクターでお願いしたのですが、レターの冒頭部分については、なるほど〜! という感じで嬉しかったです。

 

 

キャラクターの臆病とか繊細な部分を「切り花としては二日程度しか日持ちしない花」の香りで表現されるとは思っていなかったのでビックリしました。

レターの後半については…

一人目と同じように、私が多面的に書きすぎて、やはりぼやけてしまったのかもなぁという印象が正直な感想です。

 

そして香水については…

えらく美青年になったな〜?!というのが最初の印象でした。

繊細な印象が続いた後、ラストノートは穏やかなウッド系の香りでじんわり締める感じでした。

 

ウッド系が使われていることで木が地に根を張るイメージも湧いてきて、

それがこのキャラの、保守的で安定を望む性格と一致しているように感じて良かったです。

 

ただ「※このキャラクターは受け身で怖がりですが、内面は男性寄りで、中性的な性質のキャラではないです」とオーダーに書いたのですが、

個人的にはトップとミドルの香りがかなり女性的だと感じたため、トータルで見ると女性感が強すぎると感じてしまいました。

原作だとどうしてもビビリだったり怖がっている印象が強いキャラだったので、それをメインにオーダーに書いたところ、その繊細さが女性的な優しい香りに繋がったのかな〜と想像しています。

とはいえ繰り返しになりますが、ラストのウッド感はとても良くて気に入っています。

 

 

・頼んでみた感想、総括

今回は推しコンビの概念香水を頼んでみた感想でしたが、総括すると、とても面白い体験ができたなぁと思っています。

 

レターについては正直に言うと、ちょっと違うかもな…と思う部分が両方とも多くあったのですが、

そこはもう全然、相手が悪いとかそういうことは一切思っていなくて

自分のオーダーの書き方との相性が悪かっただけだろうなーと思っています。

 

私がこのキャラたちについて拗らせているせいでそう感じるだけか? と思ったので、

このキャラたちが出ている原作作品&キャラについてよく知ってる人(同担ではなく箱推しの人)にもオーダーシートと届いたレターを読んでもらったのですが、

レターを読みながら「あー…そういう感じで拾われたんだね…」と私と同じような反応をしていたので、

やはり本来のキャラの解釈と一致するかと言われると……という感じで拾われてしまったかなーというのはありました。

 

なんとなくレターの傾向としては「外から見る性格」と「内面の性格」でギャップのある部分を抜き出して、それを香りの解釈として反映しているのかな? という印象を受けました。

なので、外面と内面のギャップとして分かりやすい部分が拾われやすいのかもしれません。

もちろんこれは私の勝手な推測であり感想にすぎないので、そう決めつけるわけではありませんが…

キャラクターの多様な要素について全てを反映できるわけではないと思いますので、実際のキャラとは多少違ったものが出力されることもあるだろうな…と思います。

 

これはかなり個人的な話になってしまいますが、

私自身が人の話や悩みを聞く仕事をしていた時に、

相手が「悩みすぎて自分でも何を相談したいのかもう分からない」

という状況になっていることが度々ありました。

その時、相手には何でも好きなように話してもらって、

その中から相手がよく出すワード、気にかかっているっぽい文章を私が抜き出して、相手の思考を明確化する手伝いをする、ということをしていました。

なので、自分が話を聞く場合だと「一旦全部思ってること、感じてること、解釈を全部ぶつけてもらう」という方がやりやすいと考えていました。

なので、今回のオーダーでもその方がいいかな? と思って、自分が思う要素は全て書いて送りました。

 

しかし、結果を見たところ、

こちらの香水のオーダーについては「拾って欲しい部分」「強調したい部分」をある程度シンプルに書いた方が解釈違いが起きづらいのかもしれないな…? と感じました。

次にお願いするときは、シンプルさを意識して送ってみようかと思っています。

(Scentlyさん、長文送りつけてすみません、そして読んでくれてありがとうございます…!という気持ち)

※繰り返しますがこれは私の推測で感想なので、長文を送るも短文を送るも自由だと思います!

 

あとは、オーダーに「キャラは下水道を行き来してる」とか書いたのでどう解釈されるか不安だったところもあるのですが、

二人とも清潔感のある匂いに仕上がってて良かったです。

派手な匂いというより、二人ともお風呂みたいなスッキリした優しい香りでした。

下水道は原作作品の中でも印象的な場所なので、

どうしてもその事はキャラの背景情報としてオーダーに書きたかったのですが、問題なく仕上がって良かった…!

 

 

色々と正直に思ったことを書きましたが、届いた香水はひとつの概念の産物として気に入っています。

疑問が出てきても「どうしてその系統の香りになったのか」がオーダーシートに書いた文を見返すと何となく分かる気がしますし、レターには書いてなくてもここは解釈してくださったのだろうなーと感じる部分もありました。

あとはこの香りで推しを具現化できるかは自分次第でもあり、

届いた香りから逆に推しの要素を拾うという、新しい楽しみ方もあるのだなと感じました。

 

自分の場合は、この香水を嗅いだときに「推しがそこに居るように具現化される」というよりも、

「推しへの解釈が頭に蘇る」という感じのものが届いたと思います。

推しを愛しすぎて解釈が拗れてきたり、二次創作中に迷走し始めた時なんかに嗅ぐと、

初心の解釈を言葉ではなく感覚で思い返せるのではないかと感じました。

また、何気ない瞬間にふと香った時「あ、推し香水だ」と思ったりするので、

自分が意識してない時、急に推しが頭の中に出て来る感じも良かったです。

 

それにしても、推し香水のオーダーは初めてだったので良い経験ができました。

Scentlyさんはレターも付けてくださるのが嬉しいです。推しカラーも忠実に再現してくださったり、推しへの想いを受け止めてくれる感じがありますね。

レターと香水、その両方を出力するのは大変な労力かと思いますが、応援したいです。

結果的に、頼んで良かったな〜と思っています!

また是非試してみたいです。

 

 

後日追記:

感覚的な記憶というものは理屈よりも反射的に思い出されるようで、

この香りを何度もふと感じるうちに、段々と感覚的に「この匂い=推し」と連想する概念がしっかりめに出来上がってきました。

香りによって推しが側に居るように感じる感覚、というのはこんな感じなのだなぁとしみじみ思っています。

 

あと、換気する時カーテンに1プッシュでルームフレグランスとして優秀すぎる!

部屋がたちまち良い香りに…最高!

 

 

ちなみに、後日Celesさんにも推し香水をお願いしました。

↓その時のレポはコチラ↓

makimakineji.hateblo.jp

 

 

 

まきまきねじ